関節痛でアクテージAN錠を飲むべきか?

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年齢を重ねると、歩いたり階段の上り下りで、ひざが痛みます。

また、手で荷物を持つときや、かばんを腕にかけるときに、ひじが痛むこともあります。

これは、ひじや膝の関節痛です。ひざが痛んだり、ひじの関節痛が出たりすると、外出するのが億劫になって、やりたいこともできません。自由にアクティブに活動するのが、難しくなってしまいます。

その関節痛を抑えてくれるのが、アクテージAN錠です。

 

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関節痛にアクテージAN錠

人間の活動を支えるのが、骨と関節です。それでは、なぜ関節が痛むのでしょうか?

関節痛には、いくつか原因があります。関節リウマチや、細菌感染による関節の炎症、尿酸の結晶が関節にたまり痛む痛風などがあります。そして、変形性関節症もあげられます。

 

変形性関節症は、その名の通り関節が変形してしまうのですが、症状の出発点は関節軟骨の摩耗です。関節のクッションになっているのが、関節軟骨ですが、軟骨は加齢によりすり減ってきます。

その結果、関節の骨にかかる衝撃が吸収できなくなります。関節軟骨で覆われていた部分の骨がむき出しになって、摩耗して変形したり、神経を刺激するので、関節が痛みます。腫れたり、むくんで水がたまったりすることもあります。

この関節軟骨のすり減りや、末梢神経の損傷に対処するのが、アクテージAN錠の目的です。

 

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成分と効果

アクテージAN錠の成分は4つです。含まれる成分から、薬の作用を確認していきます。

 

フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)

糖質の代謝に関与していて、エネルギーを産生する反応を助けます。エネルギーをつくって神経組織にエネルギーを供給するので、神経の機能を維持するのに役立ちます。

また、皮膚や粘膜の健康維持にもはたらきます。

このフルスルチアミンは、武田薬品が開発したビタミンB1の誘導体です。通常のビタミンB1は、腸管で吸収されにくいのですが、フルスルチアミンは吸収されやすい性質を持ちます。そのうえ、からだの組織にも移行しやすいので、効果が期待できます。

 

ピリドキシン(ビタミンB6)

タンパク質の分解と合成の代謝ではたらき、筋肉や血液をつくるのに役立ちます。そのため、タンパク質をたくさん摂る人には、必要なビタミンです。

皮膚炎を予防する効果もあり、皮膚と粘膜の健康維持で役割を担っています。

 

シアノコバラミン(ビタミンB12)

損傷した末梢神経の回復を早めます。そのため、手足のしびれや痛みの症状を緩和します。神経機能を維持するのに役立つビタミンです。

また、ヘモグロビンの生成を助けるので、悪性貧血を防ぎます。

 

コンドロイチン硫酸

関節で骨と骨の間を被い、クッションとして衝撃を吸収・分散してくれるのが、関節軟骨です。関節軟骨は、主に3つの成分でできています。

プロテオグリカン、コラーゲン、水分の3つです。このうち、プロテオグリカンの構成成分が、コンドロイチン硫酸です。いろいろな種類のコンドロイチン硫酸が長く連なって、プロテオグリカンをつくっています。

このような構造で弾力性や保水性が生まれ、関節の骨を守り、衝撃を吸収してくれます

 

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アクテージAN錠の副作用

4つの成分とその作用について、確認しました。次に副作用があるのか、チェックしてみます。

アクテージAN錠の添付文書で、副作用の症状を確認します。

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皮膚の発疹や発赤、かゆみ

吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、口内炎

軟便、下痢

といった症状があらわれたら、副作用の可能性があります。

 

成分から副作用を考える

アクテージAN錠の成分は、ビタミンB群が3つ、関節軟骨の成分が1つです。

  • フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)
  • ピリドキシン(ビタミンB6)
  • シアノコバラミン(ビタミンB12)
  • コンドロイチン硫酸

 

ビタミンBの副作用

ビタミンB群は、基本的に副作用のおそれはほとんどありません。ビタミンB群は、水に溶けやすい性質のため、摂取したビタミンBは尿から排出されます。

そのためビタミンB群である3つの成分は、もし過剰に摂取したとしても、尿として排出されます。ですから、体内に過剰量のビタミンBは残りにくく、重い副作用はほぼ起こりません。

ただ大量に摂取した場合、腹痛や吐き気、下痢などは報告されています。お腹がゆるくなる症状は、副作用としてあるかもしれません。

 

コンドロイチン硫酸の副作用

コンドロイチン硫酸について、重い副作用はほとんど報告されていません。まれに起こる副作用としては、腹痛や吐き気、下痢や便秘といった症状があります。

ただしアクテージAN錠には、エビやカニを原料とするグルコサミンが、添加物として含まれています。エビやカニなど甲殻類にアレルギーがある方は、服用しないでください

 

コンドロイチン硫酸は副作用の少ない成分ですが、そのほかに薬の飲み合わせを考えてみます。

理論的には、ワーファリンなどの抗凝固薬、プラビックスやアスピリンなどの抗血小板薬といっしょに飲むと、出血が止まりにくくなることも考えられます。イチョウなど、血液をサラサラにするといったサプリメントといっしょに摂取するのも、注意しておくのが良いかと思われます。

医師から血液が固まりにくくなる薬を処方されている場合は、アクテージAN錠を飲み始める前に医師と相談すると安心です。

 

副作用のまとめ

4つの成分とも、重い副作用は考えにくいです。第3類医薬品に分類される通り、危険性は低いです。ただアレルギーの可能性はあり、発疹や下痢などがあれば飲むのは止めましょう

 

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アクテージAN錠の口コミ

実際にアクテージAN錠を服用した人たちの口コミは、どうなのでしょうか?

 

アットコスメの口コミ

アットコスメの口コミを、チェックしてみました。

14件と口コミはあまり多くないです。しかも、アクテージSN錠の口コミも複数混ざっていました。それほど売れている製品ではなく、注目度は低いのかもしれません。7点満点で平均点は4.0点でした。

評価としても、普通というか、並といった印象です。

 

具体的な口コミとしては

「痛みが緩和された。」

「ある程度、痛みに効いた。」

「肩こりに効いた。」

「肩こりや頭痛、目の疲れに効いた。」

「全然効かなかった。」

のような感想でした。口コミ数が少なく、アクテージSN錠の口コミも混入していて、関節痛に効果があるのかは微妙な評価でした。

 

ヤフーショッピングの口コミ

次にヤフーショッピングの口コミを読んでみました。

58件の口コミです。5点満点で平均点は4.4点でした。

58件で評価の点数がついていましたが、実際に感想を書き込んでいるのは十数件でした。

 

具体的な口コミとしては

「ひざ関節の痛みがなくなった。」

「効いている気がする。」

「ひざ痛への効果は感じられない。」

「腰痛には効かなかった。」

「効き目がわからない。」

のような感想でした。ひざ関節の痛みに効いた、という口コミが複数ありました。ただ、効かないとか、効果が感じられないという意見もありました。

 

アクテージAN錠の値段

ここで、通販価格を確認してみます。

 

アマゾンの価格

アマゾンで値段をチェックしてみると、

100錠 3066円 (1日あたり約184円)

200錠 5299円 (1日あたり約159円)

となっていました。

アマゾンでの現在価格アクテージAN錠

 

楽天市場の最安値

楽天市場で最安値をチェックしてみると、

100錠 2439円 (1日あたり約146円)

200錠 4850円 (1日あたり約146円)

となっていました。

楽天市場の現在価格アクテージAN錠

 

Question

 

それで、アクテージAN錠は買いなのか?

これまで、アクテージAN錠の成分と効果、副作用、口コミ、値段をチェックしてきました。それで結局のところ、アクテージAN錠は良いのか?買うべきか?という結論が残っています。この答えを出してみます。

 

気に入れば買ってください

投げやりな答えですが、試しに服用してみて気に入れば、続けてください。効果と値段のコストパフォーマンス面では、あまりおすすめできないと思います。

 

それほど効果はないのでは?

ビタミンB群についてですが、これは確実に良い成分です。体に良いです。ただ、関節痛や神経痛にはビタミンB12が大切ですが、量が少ないです。シアノコバラミンが60マイクログラム入っていますが、少ないでしょう。

本来は、ビタミンB12の活性型であるメコバラミンを1500マイクログラム使った方が、効き目のある薬になると思われます。市販薬でも、メコバラミン1500マイクログラム含有の製品はあります。(ナボリンSなど)

(関連記事 ⇒ 肩こりや目の疲れに効くナボリンS。値段は高め?

高めの値段設定に対して、このビタミンBの量では、コストパフォーマンスとして悪い印象です。ビタミンBを摂りたいなら、もっと安い製品があります。

 

コンドロイチン硫酸の効果はどうだろう?

アクテージAN錠は、関節痛への効果が主なターゲットです。実際のところ、関節痛にビタミンBの方は、多少は効くとは思います。

ではもうひとつの成分、コンドロイチン硫酸はどうなのか?アクテージAN錠は、コンドロイチン硫酸が売りの製品ですが。

 

コンドロイチン硫酸がひざ痛などに効くのか、関節軟骨の摩耗を防ぐのか、これはやや厳しいのでは?と考えられます。

そもそもコンドロイチン硫酸は大きな分子なので、消化管で吸収されるときに分解されます。分解されたコンドロイチン硫酸が、再び体内で構成されて、傷んでいる関節軟骨に運ばれるのか、ちょっと疑問です。

コンドロイチン硫酸が関節痛に効果がある、というデータの論文は複数あります。そして、コンドロイチン硫酸は関節痛に全く効果がない、というデータの論文も複数あります。こうなると、正直よくわからなくなります。

(参考として、国立健康・栄養研究所のコンドロイチン硫酸のページ

 

おためしから始めて、好感触なら服用してください

かなり値段の高い薬です。そのわりには、成分からはそれほど効果が期待できないように思われます。ただし副作用の心配も低いので、ひざ痛など関節痛で悩んでいる人は、100錠で試してみるのは良いかもしれません。

短めの期間で試し、アレルギーなどもなく、何となく関節痛の症状が和らいできた、という人が続けるのが、納得できる方法だと言えそうです。

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