アリナミンEXプラスの副作用は?
疲れたときにのむことも多い、アリナミンEXプラス。
けっこう独特なにおいを感じます。
口コミでは、ニンニク臭がする、なんていう書き込みも。
トイレで用を足すと、自分の尿からなにか臭うような気もします。
これは副作用と関係あるのでしょうか?
成分から副作用を考えてみる
アリナミンEXプラスの成分は6つです。
フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)
エネルギーを産生する代謝の過程ではたらきます。
神経の機能もたすけます。
ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)
ビタミンB6は、体のさまざまな代謝の反応で役立ちます。
ビタミンB12(シアノコバラミン)
神経の機能の維持に役立ちます。
眼精疲労に効果があります。
パントテン酸カルシウム
パントテン酸は、ビタミンBの仲間です。
昔はビタミンB5と呼ばれていました。
エネルギーをつくる代謝を助けます。
ビタミンEコハク酸エステルカルシウム(トコフェロールコハク酸エステルカルシウム)
末梢の血液循環を改善します。
そのほかにも、大切な抗酸化作用があります。
ガンマーオリザノール
ガンマーオリザノールはビタミンではないですが、ビタミンB群といっしょに存在することで、ビタミンBのはたらきを高めます。
まとめると、ビタミンB群が4つ、ビタミンEが1つ、ビタミンBといっしょにはたらく物質が1つです。
ビタミンB群の性質として、水溶性があげられます。
これは体内に入ったビタミンBは、最後には尿と混じり、出ていくことを意味しています。
ですので、4つの成分のビタミンB群は、過剰摂取しても重い副作用は起こりにくいです。
残りの2つの成分はどうでしょうか?
脂溶性の物質というのは、過剰に摂取すると体内に残りやすいです。
そのため、脂溶性の薬を大量服用したりすると、副作用が出ます。
ですが、アリナミンEXプラスでとるビタミンEの量は、1日100mg。(3錠)
2015年に厚生労働省が策定した、食事摂取基準を見てみます。
(厚生労働省の該当するページ ⇒ 食事摂取基準(2015年版))
これによると、耐用上限量(1日で取ってよい上限の目安量)は、
ビタミンE
30~49歳 男性 900mg
30~49歳 女性 700mg
です。
つまり、7~9日分をのまないと、害はないだろうと考えられます。
普通の薬ののみ方をすれば、問題はないでしょう。
これはコレステロールを下げる医療用医薬品として、使われてもいます。
そのときの量は、1日300mg。
アリナミンEXプラスだと、1日3錠で10mg。
かなり少なめです。
量としては、気にするほどではないでしょう。
あ、コレステロールを下げたいからといって、30倍のんではだめですよ。
90錠のむことはないでしょうけど‥‥
結局、副作用のおそれが少ない第3類医薬品に分類されているとおり、
アリナミンEXプラスでは、それほど副作用を心配しなくていいでしょう。
念のため、添付文書の使用上の注意をあげておきます。
ただ、薬の成分のほか、錠剤の添加物でアレルギーも起きたりするので、皮膚の発疹などには注意してください。
ニンニク臭について
最後に。
おしっこが臭うと感じても、ニンニクとは関係ありません。
公式サイトにもあります。
尿が黄色くなるのはビタミンB2のためで、においも成分が排泄されているだけでした。
アリナミンEXプラスの通販価格は?
今のアリナミンEXプラスの値段を、アマゾンと楽天市場で確認しました。
アマゾンの値段は、
60錠 1873円 (1錠あたり約31円)
120錠 3310円 (1錠あたり約28円)
180錠 4837円 (1錠あたり約27円)
270錠 5899円 (1錠あたり約22円)
(アマゾンでの現在価格⇒アリナミンEXプラス)
楽天市場の最安値は、
60錠 1700円 (1錠あたり約28円)
120錠 3200円 (1錠あたり約27円)
180錠 4148円 (1錠あたり約23円)
270錠 5346円 (1錠あたり約20円)
(楽天市場での現在価格⇒アリナミンEXプラス)
となっています。