体内環境を改善して、肌をきれいにするハイチオールBクリア。新発売になったので、前回は効果などをまとめました。(関連記事☟)
新発売!ハイチオールBクリアの成分、効果、副作用、値段などのまとめ。
でも、そもそもハイチオールBという薬もありました。ハイチオールBはこの新製品のハイチオールBクリアと切り替えで販売終了のようです。せっかくですから、この2つの薬は何が違うのか、詳しく比べてみます。
成分と量を比べると?
ハイチオールBの方も、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を正常化させる薬です。脂質の代謝も助けるので、ニキビや吹き出物などの症状も緩和します。
ハイチオールBには、5つの成分が含まれます。ハイチオールBクリアの成分は8つでした。ハイチオールBクリアの成分から、チアミン(ビタミンB1)とニコチン酸アミド、ビオチンが減ったのがハイチオールBです。
ハイチオールBクリア | ハイチオールB | |
---|---|---|
チアミン(ビタミンB1) | 10mg | |
リボフラビン(ビタミンB2) | 38mg | 20mg |
ピリドキシン(ビタミンB6) | 50mg | 100mg |
パントテン酸 | 20mg | 8mg |
ニコチン酸アミド | 40mg | |
ビオチン | 100μg | |
アスコルビン酸(ビタミンC) | 50mg | 100mg |
L-システイン | 80mg | 80mg |
ハイチオールBクリアの8成分から、3つ減ったのがハイチオールB。でも成分の含有量はバラバラです。
ビタミンB2とパントテン酸はハイチオールBクリアの方が多く、ビタミンB6とビタミンCはハイチオールBの方が多いです。
こうなると、どちらがどれだけ効果が高いのか、はっきりしません。
薬の特長を比べると?
次に、効能・効果、用法・用量、副作用、価格などを比べてみます。
効能・効果が微妙に増えた
薬の効能は、肌トラブルの症状改善です。
「肌あれ、にきび、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、口内炎、口角炎、口唇炎、舌炎」といった症状を緩和します。
ハイチオールBクリアの方が、効能が多くなっています。上の症状に加えて、「目の充血、目のかゆみ、赤鼻」が増えていました。
大きな変化ではなさそうです。
用法はハイチオールBクリアが1日1回で楽
用法・用量は、ハイチオールBクリアの方が楽です。
ハイチオールBクリアは1日1回。ハイチオールBは1日2回の服用です。
2つの製品とも、食前と食後のどちらでもいいので、その点は自由度が高いです。
なお、小児でも服用可能となっています。ハイチオールBは7歳から、ハイチオールBクリアは11歳から飲むことができます。小児が飲む場合は、保護者の管理のもとで服用させましょう。
副作用の症状は?
ハイチオールBクリアで注意しておく、副作用の可能性がある症状は次の通りです。
皮膚の発疹。胃部不快感。
もう一方のハイチオールBの方を調べると(ハイチオールBの添付文書☟)
- 皮膚の発疹。
- 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃部膨満感。
- 下痢。
という症状があげられています。
成分の少ないハイチオールBの方が、副作用が多くなっているのがよくわかりません。注意の呼びかけとして、詳しく書かれているような気がします。
いずれにせよビタミン剤を服用するときは、皮膚の発疹などの異常や、お腹の調子の変化に気をつけましょう。
口コミやレビューの評判は?
ハイチオールBクリアは、発売直後のため口コミがありませんでした。
ハイチオールBの口コミを探し、アットコスメを見てみました。ハイチオールBの口コミ件数は240件で、7点満点で平均点が4.8点でした。
口コミの数や平均点の評価から考えると、まずまず良い評判かなと感じられます。感想を読んでみると、ニキビや吹き出物、肌あれ、口内炎の対策で服用している人がほとんどでした。
効果が感じられないという声もちらほらありますが、効き目に満足している人が多かったです。
「ニキビができにくくなった、早く治った。飲むのを止めるとニキビができる。」
「口内炎ができにくくなった、早く治った。」
「ひどい肌あれが改善した。肌の調子が良くなった。」
といったあたりが、高評価の代表的な感想でした。
残念ですが、店頭には古い製品であるハイチオールBは置いていないので、ハイチオールBクリア一択となります。ハイチオールBの口コミはなかなか好評なので、ハイチオールBクリアにも期待しましょう。
比較のまとめ
成分の幅広さで見ると、ハイチオールBクリアが良いです。ただ成分量がバラバラなので、どこまで効き目に差があるかは微妙です。
用法でいくと、1日1回なのでハイチオールBクリアの方が手軽です。
口コミを見ると、ハイチオールBも悪くない薬だと思われます。
2016年4月の時点で2つの製品の価格を調べたら、楽天市場の最安値で比較すると、ハイチオールBクリアの方が10~20%ほど値段が高くなっていました。価格差としては、まあこんなものなのでしょうか?
やはり新製品のハイチオールBクリアの方が、少し高めに販売価格が設定されているのかもしれません。ただ、新発売から時間が経って広告の露出などが減り、消費者の注目度が下がれば、価格が安くなってくる可能性もありますね。