仕事に家事、子育て、家族の介護。忙しい毎日の生活では、からだも心も休まる暇がありません。ストレスがたまり寝不足の状態で、疲労を回復できないまま働いている人も多いでしょう。
肉体に疲労が積み重なると、筋肉や神経に栄養が届けられず、血行が悪くなり老廃物がたまります。ビタミンや生薬成分など、からだの代謝を正常化して血行を改善する栄養素が効果的です。
このような疲れがたまったときに大切な成分を集めた医薬品が、キューピーコーワゴールドαです。
キューピーコーワゴールドαの11成分
どうしてキューピーコーワゴールドαが疲労や体力低下に効果があるのか、成分から見ていきます。11もの成分が入っています。
成分と効果
11の成分のうち、滋養強壮効果がある生薬成分が3つです。体内の代謝ではたらいたり、血行を良くしたり、抗酸化作用があるなど、体質改善に役立つビタミン類が6つ。そのほかにアミノ酸が1成分と、カフェインが含まれています。
エゾウコギ
滋養強壮効果のある生薬です。そのほか、エネルギー代謝を改善し、疲れや食欲不振などに効果があるとされます。抗ストレス作用や鎮痛作用もあると言われています。
オウギ
生薬の成分で、滋養強壮の効果があります。利尿作用があるので、血圧を下げる効果があるとされます。新陳代謝を促進します。
オキソアミヂン
ニンニク由来の成分です。疲労や食欲不振などに効果があるとされます。
チアミン(ビタミンB1)
糖質や分枝脂肪酸の代謝に関与していて、エネルギーを産生するのを助けます。神経機能を正常に保つほか、筋肉組織などにエネルギーを与えるので、疲労回復に効果的です。
リボフラビン(ビタミンB2)
糖質、脂質、タンパク質の代謝に関係し、エネルギーをつくるときに役立ちます。皮膚や粘膜の健康を維持するほか、目の疲れや充血にも効果があります。
ピリドキシン(ビタミンB6)
アミノ酸の代謝などではたらき、神経機能を維持し、貧血も予防します。皮膚や粘膜の健康維持にも、役立っています。
ニコチン酸アミド
糖質、脂質、たんぱく質の代謝ではたらき、エネルギー産生を助けます。皮膚や粘膜の健康に、大切な成分です。
アスコルビン酸(ビタミンC)
体内でコラーゲンをつくるはたらきがあり、皮膚や粘膜の健康を守ります。抗酸化作用を持つので、体内の活性酸素を消したり、免疫力を高めるはたらきをします。
dl-α-トコフェロール(ビタミンE)
抗酸化作用があり、からだの細胞をフリーラジカルの酸化から守ります。末梢の血液循環を改善するので、筋肉の疲れや痛みに効果があります。
L-アルギニン
アミノ酸の一種で、免疫反応を活性化したり、コラーゲンをつくるのに役立ちます。
カフェイン
解熱鎮痛作用や覚醒作用があります。眠気や倦怠感に効果があります。
キューピーコーワゴールドαの副作用
成分と作用を確認したので、次に副作用もチェックしてみましょう。キューピーコーワゴールドαの添付文書で、副作用の症状はどのようなものか調べます。
皮膚の発疹・発赤、かゆみ
吐き気・嘔吐
下痢
キューピーコーワゴールドαを服用した後に、このような症状が現れたら副作用の可能性があります。そのときは服用を止めましょう。
ただキューピーコーワゴールドαは、それほど副作用を心配しなくてもよい薬と考えられます。
生薬の成分が3つ入っています。漢方薬では重い副作用はそれほどありませんが、複数の成分をあわせて使うので、注意は必要です。この3つの生薬成分は、穏やかな作用です。
漢方薬の副作用にはじんましんもあるので、発疹や発赤、かゆみが出たら、副作用の可能性も考えて服用を止めましょう。
ビタミン類では、重い副作用は発生しにくいです。
ビタミンB群やビタミンCには、ほとんど副作用はありません。過剰に摂取しても、水溶性のため尿から排泄されます。大量に摂取した場合は、一時的に腹痛や下痢などが生じることはあります。
ビタミンEも、キューピーコーワゴールドαプラスに含まれる量は少なく、副作用は起こらないでしょう。
アミノ酸であるL-アルギニンも、大きな問題はないと考えられます。L-アルギニンの副作用としては、腹痛や下痢などの報告例があります。
アレルギーの可能性もないわけではないので、喘息の方などは、少し気に留めておいた方が良いかもしれません。
カフェインの副作用は不眠や頭痛ですが、キューピーコーワゴールドαの使用上の注意には、不眠や頭痛は書かれていません。
キューピーコーワゴールドα1錠に含まれるカフェインは25mgで、1日最大2錠までなので、多くてもカフェインは50ミリグラムです。1日にカフェイン50ミリグラムなら、特に多い量ではありません。
健康な成人では、1日あたりカフェイン400ミリグラムぐらいまでは許容されるようです。このカフェイン400ミリグラムというのは、コーヒーだと3~4杯分に相当します。
キューピーコーワゴールドαの用法
キューピーコーワゴールドαは、疲れがたまったり体力が落ちたときに飲みたい薬です。そういう都合に合わせて飲みやすい用法になっています。
1日1~2回服用し、1回1錠です。薬は朝昼夜いつ飲んでもよく、さらに食前でも食後でもかまいません。飲みたいときにすぐ飲んで良いので、使いやすい薬です。ただし1日2回飲む場合は、6時間以上あけましょう。
キューピーコーワゴールドαの値段
キューピーコーワゴールドαの通販価格を確認してみます。
アマゾンの価格
アマゾンで値段をチェックしてみると、
90錠 1190円 (1錠あたり約13円)
160錠 1738円 (1錠あたり約11円)
となっていました。
(アマゾンの現在価格⇒キューピーコーワゴールドα)
楽天市場の最安値
楽天市場の最安値をチェックしてみると、
90錠 997円 (1錠あたり約11円)
160錠 1697円 (1錠あたり約11円)
となっていました。
(楽天市場の現在価格⇒キューピーコーワゴールドα)
キューピーコーワゴールドαプラスと何が違うのか?
ところで、キューピーコーワゴールドαプラスという滋養強壮薬もあります。生薬とビタミンなど11成分が入った薬ですが、何が違うのでしょうか?
(キューピーコーワゴールドαプラスの記事はこちら☟)
キューピーコーワゴールドαプラス。効くのに1日約10円という圧倒的なコスパ。
口コミも好評なキューピーコーワゴールドαプラス。いつ飲んでも大丈夫。
キューピーコーワゴールドαプラスの副作用は?寝る前にのんでも?
まず、2つの薬の成分と量を比較しました。(1日の最大量で比べています。)
ゴールドアルファプラス | ゴールドアルファ | |
---|---|---|
トウキ乾燥エキス | 25mg | |
エゾウコギ乾燥エキス | 14mg | 12mg |
オウギ乾燥エキス | 30mg | 30mg |
オキソアミヂン末 | 50mg | 50mg |
Lーアルギニン | 50mg | 50mg |
チアミン(ビタミンB1) | 10mg | 10mg |
リボフラビン(ビタミンB2) | 4mg | 4mg |
ピリドキシン(ビタミンB6) | 10mg | 10mg |
dl-α-トコフェロール(ビタミンE) | 20mg | 20mg |
L-アスコルビン酸(ビタミンC) | 100mg | 100mg |
ニコチン酸アミド | 25mg | |
無水カフェイン | 50mg | 50mg |
成分と量で、異なるのは3点です。
トウキの有無
ゴールドαプラスでは生薬のトウキが25ミリグラム含まれるが、ゴールドαにはない。(トウキは血行を改善し、免疫機能を高める作用があります。)
エゾウコギの量
生薬のエゾウコギが、ゴールドαプラスは14ミリグラムで、ゴールドαは12ミリグラム。(エゾウコギは食欲不振や疲れに効くほか、抗ストレス作用があるとされています。)
ニコチン酸アミドの有無
ニコチン酸アミドがゴールドαには25ミリグラム含まれるが、ゴールドαプラスにはない。(ニコチン酸アミドはビタミンBの仲間で、皮膚や粘膜を正常に保ち、血行を良くする作用があります。)
効能・効果、用法、副作用は同じ
効能・効果や用法、副作用については、薬の添付文書で確認したところ、どちらも同じでした。
効能・効果としては、滋養強壮作用があって、肉体疲労や体力低下、食欲不振などに効きます。
用法も完全に同じです。1日1~2回、服用します。1回1錠です。薬を飲む時間帯に制限はなく、食前でも食後でもかまいません。1日2回飲む場合は、6時間以上の間隔をあけるのが望ましいです。
含まれる成分はわずかに異なりますが、副作用として注意すべき症状は同じです。皮膚の発疹・発赤、かゆみ、吐き気や嘔吐、下痢に注意が必要です。
違いのまとめ
キューピーコーワゴールドαとゴールドαプラスは、成分がわずかに違うだけで、効果や用法、副作用などはほぼ同じです。
効果はおそらく、ゴールドαプラスの方が少し高いと思われます。でも差はそれほど無いかもしれません。
値段を比べると、キューピーコーワゴールドαの方がやや安いですが、そもそもどちらの薬もかなり安いです。1日あたりの費用で考えると、両方の薬とも数十円でおさまります。
結論としては、どうしても安さを優先するならキューピーコーワゴールドα。1日あたり数円ぐらいの差は気にしないなら、効果の高いキューピーコーワゴールドαプラス。ということになります。まあどうせ飲むなら、キューピーコーワゴールドαプラスをおすすめします。