疲れても、ここいちばんを頑張りたい!という場面はユンケルのイメージです。ただ今回取り上げるユンケルは、腰痛や肩こりに効く錠剤の薬です。
ユンケルB12アクティブαには、「ユンケルB12アクティブ」という非常に似た薬もあります。こちらとの違いも確認します。
ユンケルB12アクティブαの成分
ユンケルB12アクティブαには、4つの成分が含まれます。ビタミンBとEのほか、関節の軟骨成分であるコンドロイチン硫酸などが配合されています。
メコバラミン(活性型ビタミンB12)
傷ついた末梢神経の回復を早めます。神経機能を維持するはたらきもあります。これにより、手足のしびれや神経痛を和らげます。また、悪性貧血を防ぐ効果もあります。
配合されているメコバラミンは、ビタミンB12の活性型です。他のビタミンB12の型(シアノコバラミン)より活性が高く、効果的です。
酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)
末梢の血行を促進して、筋肉や末梢神経に、栄養や酸素を送りやすくします。たまっている老廃物が改善した血流で取り除かれて、肩こり、腰痛、手足のしびれの症状を和らげます。
このほか、ビタミンEには抗酸化作用もあり、細胞の酸化や動脈硬化を防ぎます。
天然型のビタミンEは、合成されたビタミンE(dl-α-トコフェロール)より効果が高いです。
コンドロイチン硫酸
関節軟骨を構成している主な成分が、プロテオグリカンです。このプロテオグリカンは、さまざまな種類のコンドロイチン硫酸が、長くつながってできています。コンドロイチン硫酸が細長く連鎖した構造をとって、弾力性や保水性といった性質が生じるので、関節が衝撃を分散・吸収できます。
このほかにも、コンドロイチン硫酸には保水性があるので、皮膚の保湿にも役立っています。
L-アスパラギン酸
アミノ酸の一種です。老廃物の代謝を促すことで、疲労回復に役立つとされます。
ユンケルB12アクティブと比べると
ユンケルB12アクティブは、4つの成分が入った薬です。実は、ユンケルB12アクティブαと、ユンケルB12アクティブは4つの成分がまったく同じです。
アクティブアルファ | アクティブ | |
---|---|---|
メコバラミン | 1500μg | 1500μg |
酢酸d-α-トコフェロール | 10mg | 10mg |
コンドロイチン硫酸 | 900mg | 800mg |
L-アスパラギン酸 | 200mg | 200mg |
比べてみますと、2製品の成分は一致しています。含有量もほぼ同じで、コンドロイチン硫酸だけが違います。「アクティブα」の方が、100ミリグラム多いです。
薬の効果や副作用は?
次に、効能・効果、用法・用量、副作用なども確認します。
効能・効果は同じです
ユンケルB12アクティブαの効能・効果は、「腰痛、手足のしびれ(しびれ感)、神経痛、肩・首すじのこり」といった症状を緩和します。添付文書で見ると、☟のようになります。
なお、「ユンケルB12アクティブ」でも、効能・効果はまったく同じです。
アクティブαの方が錠数は少ない
どちらも用法は、1日3回食後に服用です。「アクティブα」は1回2錠、「アクティブ」は1回3錠を飲みます。
副作用の症状は?
注意すべき副作用の症状は、皮膚の発疹。食欲不振、吐き気、胃部不快感、下痢、便秘です。添付文書で確認したのが、こちら☟です。
4つの成分がすべて一致していることもあり、「ユンケルB12アクティブα」でも「ユンケルB12アクティブ」でも、副作用の症状は変わりません。
ユンケルB12アクティブαの価格
ユンケルB12アクティブαの価格を、アマゾンと楽天市場で確認しました。
アマゾンの価格
60錠 1799円 (1日あたり 約180円)
120錠 3518円 (1日あたり 約176円)
(アマゾンの現在価格⇒ユンケルB12アクティブα)
楽天市場の最安値
60錠 1960円 (1日あたり 約196円)
120錠 2808円 (1日あたり 約140円)
(楽天市場の現在価格⇒ユンケルB12アクティブα)
ユンケルB12アクティブの価格
比較のため、ユンケルB12アクティブの価格も調べました。しかし、アマゾンと楽天市場どちらも、ユンケルB12アクティブは在庫がありません。
どうやら、ユンケルB12アクティブは古い製品で、リニューアルしたのがユンケルB12アクティブαのようです。
ユンケルB12アクティブαの評価
成分が同じで、コンドロイチン硫酸の含有量が少し多い。1回あたりの錠剤の数が少ない。というわけで、ユンケルB12アクティブαはリニューアルされて少し性能が向上しています。
リニューアル自体は歓迎できますね。ただし、ユンケルB12アクティブαの値段そのものは高いです。コンドロイチン硫酸を配合している、他のブランドの薬とも比べたほうが良さそうです。